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Spine Dynamics療法 ベーシックⅡ 11月5-6日

理学療法士の原田です。

11月5、6日に行われたSpine Dynamics療法ベーシックⅡの勉強会に安本、北口と参加してきました。


前回の勉強会では、背骨の柔軟性について学んできたのですが、今回は仙腸関節の重要さについても学んできました。



仙腸関節とは仙骨と腸骨で構成されており、いわば背骨と骨盤を繋いでいる関節です。


仙腸関節には前屈やしゃがみ込みなどの動作で腸骨に対して仙骨が前傾する前屈運動と、腰を反る動作などで腸骨に対して仙骨が後傾する後屈運動の2つの運動があり、これらの運動により「固定」と「駆動」という相反する機能を瞬時に行う重要な関節であると言われています。


前屈運動では仙骨と腸骨の圧迫力が高くなり骨盤の安定性が高くなります。


対して、後屈運動では仙骨と腸骨の圧迫力が下がり骨盤の安定性は低下します。


この2つの運動を制限するハムストリングスや梨状筋などの筋の緊張を落とし、腹圧を高める筋肉の1つである腹横筋などの筋収縮によって、適切な可動範囲や動きを獲得しなければいけないことを学びました。



そして、今回は過去2回の勉強会をもとに実技を中心に勉強してきました。ぼくたちはSD療法の概念をもとに仙腸関節や胸椎、腰椎の動きを出すための手技をリハビリで提供しているのですが、関節の構造や動きを理解し、関節面の角度や構造をイメージしながら動かすということが自分に足りなかったことだなと改めて実感し、とても勉強になりました。

また、SD療法をする上で関節を動かすことを目的にするのではなく、患者さんに気持ちいいと思わせることが脳へ刺激が入り筋の緊張が落ちて、結果的に柔性障害の改善につながってくると学んだので、今回学んだ関節面の構造や角度をしっかり理解し、イメージしながら患者さんに気持ちいいと思ってもらえるような技術を提供できるように頑張ります。




2022年も終わりが近づいてきました。肌寒い季節になってくると身体が硬くなり調子が悪いという患者さんが増えてくるかもしれません。温かい手で患者さんを癒せるよう、ゴッドハンド原田を目指して頑張ります!

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